当時、夫は住む場所が決まってから
すぐに仕事を開始。
車は一台だけ。
私は国際免許を
日本で取ってはきていたけれど
まだ怖くて運転できず。
テレビも家になく、家具もなく
家にポツーンと・・って感じの毎日。

そんな私を家から連れ出してくれて
いろいろなお店やアメリカ生活の
話をしてくれて笑わせてくれた。

アメリカに来て、最初の日本人のお友達。
その後、私も自分で
身動きがとれるようになり
彼女の家で
焼肉、たこ焼き、鍋パーティーなんかを
日本人数人で開いてた。
そこの空間だけ「日本」。
いやぁ、全部おいしかった、ほんと。

ポットラック（持ち寄り）と謳っていないけれど
みんなそれぞれ何かしら
食べ物を持ってきて、おいしい物を
囲んで笑い話。
皆さん私より、在米暦が長いし、
民間の人が多かったから
いろいろな話が聞けて勉強になった。

私の持ち寄りは知らぬ間に
デザート担当
（と言うか、お菓子しか作れない・・）に
なっていたけれど
皆さん、美味しそうに食べてくれて
おまけに褒めちぎってくれて（？）
本当にいい気分にさせてくれた。

日本にいる時はお菓子なんて
作っている時間がなかったけれど、
アメリカに来て間もない当時、
家にいることが多く、

アメリカのオーブンって大きいし、
まだ口にあったお菓子が見つからないし
日本に比べたら製菓材料ってお手ごろ値段！

んじゃ、自分が食べたい物作ろう！と
言う事で始めた。

今は彼女も他州に引越してしまい、
軍属だから移動はつきものとは言え
寂しい。

彼女に会ってからも
いろいろな人に助けられて
私の海外生活はなんとかなってきた。
（特にオットのいなかった妊娠、出産）。

彼女からの親切を受けて
私は結局、彼女にどれほど
恩返しが出来たかわからないけれど

映画「Pay it forward」のように
それを受け継いで
私も人の手助けになれるといいなと
彼女に会ってから強く思った。
たぶん、ずっと日本にいたら、ここまで
人の優しさや親切に感銘することは
なかったかもしれない。

アメリカ、あまり好きではないけれど、ここに来たことが
大切なことに気付かせてくれたなって思う。
↓ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです